真実を解き明かす

GHQ、WGIP、日本の歴史や時事ニュースなどを取り上げていこうと思います。

アメリカの鏡・日本 mirror for Americans JAPAN


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今日は久しぶりに本の紹介をしていこうと思います。昨日読み終えたアメリカの鏡・日本 完全版 (角川文庫 角川ソフィア文庫) [ ヘレン・ミアーズ ]という本を紹介していこうと思います。この本は、ヘレン・ミアーズというGHQの連合国最高司令官総司令部の諮問機関「11人委員会」のメンバーの一人であり戦後の日本の労働基本法の策定に携わった人物です。

この本は戦後まもなく書かれた、幕末、明治から大東亜戦争(太平洋戦争)に至る世界政治への解説と警告です。この本は大東亜戦争が終わったすぐに書かれた本なのでマッカーサー率いるGHQによって邦訳を禁止された本です。戦後すぐにはGHQによって日本でも徹底的な検閲が行われていたというのはもう江藤淳氏の著作や有馬哲夫氏の著作で明らかになっています。そのためこのGHQにとって都合の悪い本が邦訳を禁止されても全く不思議ではありません。

今回では全部を紹介するととても時間がたってしまうために簡略化してそして重要部分だけを書いていこうと思います。

この本を見てびっくりしたののは、欧米の人種差別的感情、アジアの思考文化に対する偏見が全く見られないことです。当時ではルーズベルト、チャーチルなど西洋人は日本を含めてアジアに対して差別を持っておりました。特にルーズベルトの日本に対する差別はひどいものであり、日米開戦もルーズベルトの人種差別的な要素による原因は一つとして考えることが出来るぐらいです。

韓国・中国、日本などのアジア情勢とアメリカ、イギリスなどの情勢を巧みに混同させてダイネミックに書かれた本です。戦後では間違った歴史認識による歴史凶器がこの国では行われてきました。それはGHQのWGIPの一つでもあり司馬遼太郎の「司馬史観」もかなりの影響を戦後の日本では与えています。「司馬史観」というのは簡単に言えば幕末・明治時代は日本の歴史で最高の時代であり、満州事変から大東亜戦争まで至る日本は馬鹿だったというものです。

しかし司馬史観では、司馬遼太郎の戦争に対する過酷な体験などによって偏見があるものなのであまり客観的なものではないと思います。確かに大東亜戦争が失敗なのは徹底的に負けてしまったのは事実です。しかし、司馬史観など間違った歴史認識でとらえるのは間違ったものであり、日本も苦しまみれに戦争に突き進んでいったのは確かなのです。丸山真男は合理的に見ていますがあの戦争は合理的だけで見ても真相は分かりえません。日本は野蛮で侵略性のある暴力的なためにあの戦争に突き進んだというわけではないのです。

日本人はあまり戦争など野蛮なことには向いていません。明治時代までは平和的であり、幕末によって西洋が先生となって日本は生徒として必死に軍事大国になろうとしてきたものであり西洋は中世以前から侵略ばかりの戦争ばかりでした。

こういったように西洋、アメリカの思っている暴力的な国では日本は違うということです。ここまで見ると日本を擁護しているかのように見えますが違います。偽善を繰り返してきたアメリカに対してこれからの未来に対して警告を発した著作です。

しかし残念ながら今でもアメリカは戦争を引き起こしています。残念ながら彼女の思い通りにはならなかったようです。ざっと簡単に紹介してきましたがわかりにくかったらすみません(笑)





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